Gigamix Online

懐かしの8bitおもちゃPC「MSX」を骨までしゃぶり尽くそう。MSXの最新ニュース、ブログ、自作ソフトの配布など。

クイズ!あたっちゃって25% MSXで8人同時に楽しめる、テレビ番組風クイズゲーム

 当クラブは昔にこういうゲームを作っていました。

pic.twitter.com/SYObfvp3q3 — Takashi Kobayashi (@nf_ban) 2020年12月6日

タイトル画面

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ゲーム画面

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ゲーム内容

  • 最大5人(または8人)まで同時に参加できる、MSXパソコン向け対戦クイズゲームソフトです。
  • コンピュータAIを含めた全200人でTVのクイズ番組に参加する体で、早押し勝ち抜きクイズに挑戦します。難問・珍問の約800問があなたの頭脳を刺激します。
  • 「ピリオド」と呼ばれるクイズのジャンル単位ごとにチャンピオンを一人決めます。ピリオド毎に問題数がランダムに決められ、最終問題で一番速く正答した人 または 一人で勝ち残った人 がチャンピオンです。
  • クイズは1問ごとに全員同時に10秒以内で回答してゆきます。誤答または時間切れしたプレイヤーは失格となり、そのピリオド内では回答権がなくなります(ピリオドが変わると回答権が復活します)。さらに、クイズに正解しても回答時間が一番遅かった人は強制的に失格です。
  • 全員失格するケースも有り得なくはないのですが、全員失格した場合はチャンピオンなしで次のピリオドへ進みます

ここが見どころ

  • MSX2で、PCMによるテレビ番組風実況アナウンスが行われます!司会がひたすら喋り続けます。
  • AIと言っても簡易的な思考ルーチンではありますがCOMプレイヤーは人間っぽさが出る思考と回答を目指しました。AI一人ひとりに得意不得意のパラメータを与えています。優しい問題は正答に集中し、難しい問題ほど4択がバラけて遅く回答するようなセッティングになっています。
  • サークルPCCMの同人マルチタップ「忍者タップ」に対応しています。忍者タップを2個接続することで、最大8人プレイが可能です。
  • 回答時間が一番遅かった人が同タイムで複数人居る場合は、複数人まとめて失格します!滅多に起こらないレアケースですが、頑張って実装しました。

ミドルウェア

 当クラブのBASICプログラム開発支援ツール「DMシステム2」を採用しました。

 MSX2における漢字テキスト表示、PCM再生、BGM再生(MuSICA)、忍者タップのデバイスドライバ対応、パレットアニメーションの演出、画像データ圧縮等の各種処理をBASIC環境上で構築しています。

 DMシステム2はどなたでもご自由にソフトに組み込んでお使いいただけますので、こちらもどうぞよろしくお願いします。https://gigamix.jp/ds2/

こぼれ話

 MSXの市場が冷えていった1990年代後半はパソコン通信やインターネットを通じてMSXの愛好家同士が直接会うコミュニティが全国各地で発生していました。そういったイベント会場で盛り上がれるパーティーゲームはそもそもMSXでは数が少なかったため、「あたちゃ」それなりに好評をいただけました。

 開発の経緯、および90年代後半のMSXシーンについては「マジカルラビリンスRemix」でも振り返っていますので、そちらも合わせてご覧ください。https://gigamix.hatenablog.com/entry/mlr/#%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AE%E7%B5%8C%E7%B7%AF

製品情報

  • 初出:1997年(1998年・2000年にアップデート実施)
  • 対応ハードウェア:MSX2(VRAM 128KB)、MSX2+MSX turbo R
  • メディア:2DDフロッピーディスク 1枚
  • コピーライト表記:© Gigamix/ATCH Project 1997-1998